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★小説B 「美人受付嬢の危険な遊戯」★

[1.魅惑]

下請工業の社員天野敦夫は冴えない営業マン。安月給に休みなし、昇給なし賞与なしとうだつの上がらないサラリーマン生活を送っていた。そんな天野の最近の唯一の楽しみといえば、取引先の大手一流企業K社を訪問することであった。なぜなら、美人で美脚の受付嬢、横川祐佳と坂野恵子の2人に会えるからだ。 都心の1等地にそびえ立つ三十数階の超高層ビル。その1階玄関ホールの受付カウンター。
「いらっしゃいませ(笑)。」
行けば必ず飛び切りの笑顔と上品な言葉遣いで応対してくれる。天野は次第に彼女たちに好意を抱くようになった。 ある日、天野は思い切って彼女たちに自分の名刺を渡した。そして、
「あのぉ。今度お茶でもどうですか・・・。」
とダメ元で誘ってみた。すると彼女たちはしばらく顔を見合わせた後、
「あっ、いいですよ(笑)・・・。」
とスンナリOKの返事。天野は夢心地だった。言ってみるもんだ。そして、彼女たちの研修用レンタルルームで会う約束をこぎつけた。
3日後、待ち合わせの場所に現れた2人は、まるでファッション雑誌からそのまま出てきたような姿だった。涼しい目元、彫りの深いシャープな顔立ち、理知的な美貌に抜群のプロポーション、エレガントな雰囲気・・・。受付の制服姿とは一味も二味も違っていた。特に、美脚のロングブーツ姿に自然と目がいってしまう。
「さっ、天野さん 行きましょう(笑)。」
両手に華とはこのことだろう。すれ違う街の男たちは皆そろってうらやましそうに振り返っている。
「あぁ。生きててよかったなぁ。」
天野は有頂天気分だった。そして、間もなく研修ルームにたどり着いた。
「あたしたち ここで月一回研修やってるんですよぅ!」
「へぇ、エライですねぇ。」
「まぁ、ジュースでも飲んでください♪」
天野は、祐佳が差し出した睡眠薬のたっぷり入ったオレンジジュースをうまそうに飲みほぐした。

[2.罠]

「フフフ。計画通りに獲物を連れ込んだわ。ちょろいもんよ!」
「フッ。そうね。今日もまた楽しめそうだわ。さっ、準備しよっ!」
“サッ” “ザザザァーッ” “サッ” “ジジジィーッ”
祐佳と恵子は睡眠薬でぐっすり眠っている天野の間抜け面に向けて不適な笑みを浮かべながら、一斉にそれまで履いていたロングブーツのファスナーを下ろして脱いだ。そして、あらかじめ用意して置いてあるプレー専用≠フニーハイブーツに履き替えた。長い脚かつ細い脚の持ち主だけが履くことを許されるニーハイブーツを二人は慣れた手つきでいとも簡単に両脚にすべりこませていった。足から脚へとふくらはぎのラインとしっかり捕らえて張り付く長い筒の感覚を楽しみながら・・・。
「アレッ? なんか・・・肌寒い・・・エッ!?・・・・」
睡眠薬の深い眠りの間、天野は着ぐるみ剥がされてパンツ一丁にされていた。そして、両手首には手錠がガッチリとはめられ、両足首にはガムテープが2重、3重に巻かれていた。 天野のすぐ横にあるソファーで優雅にくつろぎながらファッション雑誌に目を通していた二人が、どうやら獲物が動き始めたことに気付いた。ちょうど一冊を読み終えた二人は、獲物をじっくり鑑賞しながら、脇に置いていた黒革・丈「40センチ」のロンググローブをはめていった。
“サッ” “グイッ” “グイーグィーッ”
「あらぁ。天野さ〜ん。どうやら、お目覚めのようね(笑)。待ってたわ。」
祐佳が、うれしそうな表情で天野に靴裏のギザギザ部分を見せつけながら、ニーハイブーツの左右の筒口をロング手袋をはめたばかりの両手でつまみ入念に引き上げた。
「ちょ、ちょっと・・・。エッ?な、何コレ? 何!?」
寝ボケ顔にモゾモゾ体を動かしている天野に、
「ハハ。ムダよ。その手錠は私が持ってるキーがないと外れないわよ!」
恵子が笑いながら、そして高々とニーハイブーツを掲げて脚を組み替えながら言い放った。そして2人は、ソファーから立ち上がり天野に歩み寄った。4本の黒光りしたニーハイブーツと共に・・・。


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